みなさんこんにちは!NeWorld Englishスタッフです。日々の英語学習、頑張っていますか?
今回みなさんにご紹介する学習方法は…【ディクテーション】です!
もしかしたら学校の英語の授業でやったことがあるという方もいるかもしれません。
実はこのディクテーション、あらゆるレベルの英語学習者に適した学習方法なんです。
初めて聞いた!という方にも、わかりやすくご案内していきます!
はじめに:そもそもディクテーションとは?
「誰かが声に出して読む文章や、CDなどの音声を聞きながら、ノートに書き取る練習」
簡単に言うと「ヒントなしでどんどん聞いて書く」のがディクテーションです。
聞こえてくる音声を自分で文字にする練習なので、
リスニング力の向上に非常に効果を発揮します。
また、ディクテーションの練習では厳密さが重視されます。
例えば、英語で映画を観ている時に
「あ、今なんとなく聞き取れた」という経験はありますよね。
ディクテーションをする時はそのように「なんとなく」聞くのではなく、
ひとつの文章やある程度まとまったセクションに集中して
「音と文字」を一致させます。
💡どれぐらい正確に聞き取れているか、自分自身をテストするような作業とも言えます!
ディクテーションを続けるとこんな効果が!
・集中して聴く練習をすることで、相手の話を正確に理解できるようになる!
ちゃんと聞き取れないとこんな誤解が生まれることも…
I’d been working on this. :(過去に)これに取り組んでいました(=もう終わった) I’ve been working on this. :今までこれに取り組んできました(=継続している)
▲「’d」の部分と「’ve」の部分が聞き取れなければ、
その作業が終わっているのかいないのかわかりません。
子どもたちが英語の学習を始めるとき、
「フォニックス」を最初に身に着けることが大事だと言われています。
「フォニックス」とは、英語の「音」とアルファベットをセットで覚えること。
例えば「stir」という単語を知らなくても、
「ir=“あー“に似た音」という法則が身についているので、
きちんと発音することができるのです。
つまり、フォニックスを身につければ英語の発音と単語の綴りの関係がわかるという事です。

そんなの学校で習ってないぞ!だから自分はスペルミスが多いのか!
残念ながら大半の大人の英語学習者は、フォニックスを身につけていません。
そのまま英語学習を進めると、音声=文字が一致しないので、
聞き取りや発音に苦労してしまいます。
そんなお悩みを持つ方に朗報!その悩みはディクテーションが改善してくれます。
・聞き取れなかったところを勉強すれば自分の弱点を改善できる!
聞き取れなかったり、間違えてしまったりする理由にも色々あります。
「その単語を知らなかった!」→ボキャブラリーを増やす
「文法を間違えて覚えていた!」→正しい文法の復習をする
「予想と違うことを言っていた!」→ディクテーションの継続で予測力を高める
「もともと単語を発音していない!?」→ネイティブが自然なスピードで話す時に起こる音と音のコネクションや、“リダクション=音が消えること”に慣れる
ディクテーションを何度かやっていくと、
このように自分がどこでまちがえやすいのか気づくことができます。
今後何を重点的に学習したらいいのかの目安にもなりますね。
どうやって始めたらいいの?やり方は?
・わからないところは飛ばしてOK!
聞こえた単語をどんどん書きましょう
「文章の最初と最後だけわかった」ということもあれば、
「単語しかわからなかった!」ということもあります。
最初は自分が聞き取れた部分を書ければOKです。
・何回も聞きましょう
ディクテーションは量より質に注目することも大事です!
耳を澄ませ、集中して聴いてください!
しかし、一度しか聴いてはいけないということはありません。
最初は聞き取れなかった部分が、
2回目、3回目でだんだんわかってくる程度で大丈夫です。
・無料で気軽に!YouTubeの動画を活用!
自分の好きな時に好きなだけ英語を話してくれる人がいれば良いですよね…
そうはいかないので、
一人でディクテーション練習をするには、
動画をとことん活用しましょう!
ディクテーションの素材に向いているのは、
長すぎず、ある程度トピックが絞られているものです。
海外ドラマや洋画は、展開がわからなかったり、長すぎたりするので
あまりディクテーションに向いているとは言えません。
その点、Youtubeにアップロードされている動画は、
タイトルを見れば大体の内容の予測がつきます。
また、長さも適度なボリューム感のものが多いです。
ちなみにYoutubeには全世界から1分間で合計500時間分もの動画がアップロードされていて、
そのうち33%は英語で話されているそうです。
ものすごい量の英語の動画が無料で公開されているということですね。
(出典:23 YouTube Statistics that Matter to Marketers in 2020)
また、日本人が日本語で英語を解説する動画も人気のようです。
勉強にはなりますが、ディクテーションに向いているとは言えません。
全て英語で話されている動画を、緊張感を持って見る方が、
ディクテーションやリスニングの練習になると言えるでしょう。
👉その中から、自分に合った素材をどうやって見つけたらいいのでしょうか?
自分に合ったディクテーション教材の見つけ方

僕の好きな野球選手のインタビュー動画がある!字幕はないけどディクテーションに良いかも!

I’d like to thank #%$&…トロフィー..

…..
うーん!I’d like toしか聞き取れないし、トロフィーのスペルがわからない!
せっかく興味がある動画を見つけても、全く聞き取れないこともあります。
ネイティブが早いスピードで話していれば、何度再生してもわからないのは当たり前。
そんな時、答え合わせはどうしたらいいのでしょうか?
Youtubeには英語字幕を「自動生成」してくれる機能もありますが、
残念ながらあまり精度は高くありません。
英語のスピードが早すぎる、方言が強い、語彙が難しいなど、
ディクテーションに向いている動画は思ったより多くはないようです。
英語学習者用ディクテーション動画へのリンク(随時更新中)
◆そんな方のためにディクテーション専用のプレイリストを作りました!
ディクテーションって何だかすごそう。やってみたい!という方は必見です。
English Lessons with Laura のディクテーション動画のポイント
・最初はネイティブスピードにチャレンジできる!その後徐々にゆっくり発話するから自分のレベルも確認できて、ディクテーション初心者にもわかりやすい内容
・初級用、中級用、上級用のプレイリストから、自分に合ったレベルを選べる!
・英語学習者が聞き間違えやすい文にフォーカスしているから力がつく
・どうしてそんな音になったのか?音と音のコネクションがわかりにくく、学習者にとって難しい部分や、リダクションについての解説あり
最初はしっかりとした解説がついた動画から初めてみるのがおすすめです。
他にもディクテーション用の動画を豊富に準備しています。
YouTubeのプレイリストからどうぞ!